七転び八起き人生

温泉旅行や、音楽大好きな40代。発達障害、いじめ、ブラック企業、適応障害休職、転職、育児など、人生の振り返りブログです。

ピアノは女が弾くものだ?

男子のくせにピアノ弾くの?

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最近では、男子がピアノやバイオリンを習っていても、そんなに珍しくもありませんが、私の子供の頃は違いました。

 

書道、そろばん、水泳に少年野球、サッカー。週に3日は何かしら習い事をしていました。放課後に近所の公文教室やそろばん教室へ行くと、クラスの半分くらいのメンバーが揃っている。

それが当たり前だったのですが、なぜかピアノは別。

女子ばっかり習っていて、男子はクラスに数名程度だったんです。

 

ピアノ男子はいじめの対象

あいつ、男のくせにピアノ弾くらしいぜ、ダッセー。

小学生の時によく言われました。

 

男子は野球やサッカーをやるべきで、ピアノやバイオリンは女がすること。

 

私の地域ではそんな風潮がありました。

 

ですからピアノ弾くことがバレると、からかわれます。そのままいじめに発展することも。

 

ですから、隠れキリシタンならぬ、隠れピアニストがクラスに数名程度必ず存在していました。

 

ピアノの先生すら

私はヤマハ音楽教室のようなグループレッスンではなく、個人のピアノ教室に通っていました。女性の先生です。

 

ある日、今度のピアノ発表会の曲決めするとのことで、希望曲を聞かれました。

 

私はベタですが、「エリーゼのために」を希望しました。

 

すると、あれは女の子向けの曲だから、軍隊行進曲とかの方が男の子らしくていいんじゃない?なんて言われて却下となりました。

 

音楽に男も女もない!

エリーゼのためにを作曲したのは、いかつい顔したベートーベンだし、そもそも女性の作曲家なんてほとんどいない。ということは、ピアノは男子が弾くもので、むしろ女子が弾いたらいけないのでは?

 

子供ながらに先生に反論しましたが、やはり行進曲になってしまいました。

 

当時は本当に納得できませんでした。

 

でも、高校くらいから、立場は逆転し、ピアノ男子は評価が高くなります。

 

大人になった今では、本当に貴重な存在となっています。

 

職場旅行先のホテルのラウンジで、余興でピアノを演奏したら拍手喝采アンコールまでいただきました。

 

まわりに流されず、めげずに続けてきて良かったなと思える瞬間でした。

 

今は3歳の息子にピアノを教えています。でも、親が教えると緊張感がなく、甘えたりふざけてしまうので、ある程度楽器が好きになってきたら、近所のピアノ教室にお願いしようと思っています。

 

以上、ピアノを続けてよかったことをブログ記事にして見ました。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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