二列に並んで乗車してはいけないエスカレーター
何故か日本では(関東では)エスカレーターは急ぐ人のために右側をあけて
一列に並ぶのが暗黙のルールというか乗車マナーとなっています。
JR東日本が「手すりにつかまろうキャンペーン」やってました。
ポスターを見ると子供だけでなくみんなで両側の手すりにつかまっていました。
混雑した状態では立ち止まって2列に並んで乗ったほうが輸送効率は高いような気がします。とはいえ私も一人の時はまわりにあわせて片側に寄っていますが。
先日、私と長男で電車でお出かけしました。
エスカレーターにはこのような案内シールが貼られていますよね。
幼児とは手をつないで両サイドの手すりにつかまって利用してください、というイラストです。ですから、それにならって下の写真のように手をつないで並んで利用しました。
ちょっと!あんた!邪魔だよ。どいてどいて!…ったく!
スーツを着たサラリーマン風の50代の男性がエスカレーターをドカドカと走って降りてきて、無言で子供を押しのけて通ろうとしました。しかもその男性の大きなリュックサックがドカッと子供の頭にぶつかって、子供が泣き出しました。そしていきなり、
「ちゃんと片側に寄れよ!マナーだろ!親がそういうことを子供に教えなくてどうすんだ!こっちは急いでいるんだ!電車に乗り遅れるだろ!」
さすがに私もキレました。
「そんなに急ぐなら横の広い階段を駆け下りればいいでしょう!エスカレーターは立ち止まって乗るものです!間違った使い方をしているのはあなたですよ!」
「目上に対して言葉の利き方を知らない親だな。とにかく急いでいるんだ!とにかく俺は行くぞ!全く…」
「エスカレーターの乗り方についてはどうこう言いませんが、子供に危害を加えたことに対しては警察に通報します!」
エスカレーターを降り切ったところにたまたまいた駅員さんだか車掌さんに事柄を伝え警察が呼ばれました。また、後ろにいて一部始終を目撃した女性が証言してくれました。
たぶん、こういう人って反省とか謝罪なんかしませんから、なにも期待していませんが、とりあえず、急いでいるところを足止めくらいしてやることくらいしかできませんでした。
東京って怖いところですね。
日本人はなぜ急ぐ
ちなみに下の画像は東京駅の京葉線ホームへ向かう通路です。
動く歩道とでもいうのでしょうか。
横に広々とした通路があるのに、動く歩道では片側を空けて、そこをスーツケースなどの大きな荷物があるのに、せっせと歩いています。
せっかく自動で動いてくれているのにさらにそこを歩いたり走ったり…。
エスカレーターもエレベーターも相当なお金をかけて作られた設備。
立ち止まっているだけで目的地まで運んでくれるのにさらに歩いてどうするんでしょうか。
日本人って本当にせっかちですよね。