七転び八起き人生

温泉旅行や、音楽大好きな40代。発達障害、いじめ、ブラック企業、適応障害休職、転職、育児など、人生の振り返りブログです。

FXでの5つのリスクとは??

株やFXなどの投資はギャンブルでしょうか?

 

答えはNO。お金は貯金していればいいものではありません。

 

きちんとした知識をもって冷静に資金運用することができれば、利率がほとんどゼロに近い貯金よりはよっぽど有利と思われます。

 

それにはまずリスクを正しく知り、回避すること。これからFXを始めようと思っている方の参考になれば幸いですが、FXのリスクについて5つご紹介させていただきたいと思います。

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1.為替変動によるリスク

これは外貨を扱うすべての金融商品にあり得るリスクですよね。

外国為替レートの変動により、為替差益を得る可能性もありますが、損益になる可能性も十分にあります。

ただし、FXの場合は他の金融商品と違い、証拠金取引ですので、利益が出れば大きく儲けられる代わりに損益も大きくなってしまいます。

 

例えばですが、

1ドル=120円のときに10万円を証拠金として、1万通貨を買い入れたとしましょう。

 

米ドルが1ドル=119円に下がってしまったら、
【購入時価格】120円×10,000=1,200,000円
【現時点価格】119円×10,000=1,190,000円
となり、1万円の含み損が出ていることになりますね。

 

ドルが、たった1円下がっただけで、1万円分損をしたことになり、証拠金は9万円にガクンと減ってしまいます。

 

たった1円の上げ下げで、もとの証拠金に対して10%もの損失となったり、10%もの利益となったりします。

 

このようにFXでは、小さな投資額で大きな利益も得られるかわりに、負けたときの損失も大きくなってしまいます。

 

先程は、証拠金10万円で120万円分の外貨を運用する例でしたのでレバレッジは12倍でした。

 

今度は、レバレッジの割合を変えてみるとどうなるでしょうか。

 

1ドル=120円の時に、10万円の証拠金をもとに、5000通貨(60万円分)を買い入れたとしましょう。

米ドルが1ドル=119円に下がってしまったとしたら、

 

【購入時価格】120円×5,000=600,000円

【現時点価格】119円×5,000=595,000円

差し引き5千円、すなわち5%の損失ですみます。

 

このように同じ証拠金でも、レバレッジの割合を低くすると損失も小さく押さえられます。その代わりに利益も少なくなりますね。

あらかじめ自分に合ったリスク(このくらいまでなら損を出してもかまわないという金額)自分の中で決めておきましょう。
ちょっと慣れた頃に高いレバレッジに手を出すのはギャンブルと同じです。予想外の多大なリスクを自分で背負うようなことはやめましょう。

 

2.金利変動によるリスク

 FXをやるなら、魅力的なのがスワップ金利。

世界的に見ても超低金利な今の日本の金利。あなたが日本の銀行に貯金をしていても、金利はほとんど付きませんよね。

 

ところが、低金利通貨で高金利通貨を買うとスワップ金利による利益を得ることができます。

 

金利の高い国の通貨を買うと、高い金利が貰えるのは外貨預金と似ていますが、外国為替証拠金取引は、通貨を「売る」ことができるので、金利が変動すると損失を負う場合があります。

今は、日本の金利が極端に低いので、どの国の通貨を買ってもスワップ金利 で儲けることができます。しかし、 この金利差は永遠に続くわけではないことも念頭に置きましょう。日本の低金利がいつまで続くかわかりませんが、金利逆転となった場合には逆に損益を出すことになります。

 

金利変動の要因として挙げられるのが、政治・経済、金融情勢の変化、政府の規制および外国為替市場の規制による取引制限などです。

 

日本円の金利が変わらなくても、ペア通貨の金利が下がった場合には、スワップポイントも下がり、金利が逆転した場合には損失となります。

 

 

3.レバレッジの調整

レバレッジの調整を誤ると、手痛い損失を受けることになります。安易に高い割合のレバレッジに手を出すと、あっという間に証拠金がなくなってしまいますよ。

FXにリスクはつきものですが、レバレッジを調整して、リスクとリターンをある程度調整できるのがFXの良いところです。

ですから、この金額までなら損してもかまわない、という金額を自分の中で決めておくことはとても大切です。欲をかきすぎないことが大事です。

マージンコール
もし、あなたが20万円の資金で米ドルを1万通貨買っていた場合、
20円もさげてしまったら、資金がなくなりFX会社の方で強制決済されてしまいます。

 

高レバレッジにすればするほど、ちょっとした為替の変動で証拠金不足が生じる場合があり、強制的に終了してしまうことがあります。

このシステムをマージンコールと言います。

簡単に言うと、損失によって証拠金が少なくなってくると決済が行われる訳です。

実際にマージンコールになってから決済されるまでには丸1日程度の猶予期間があります。

その間に業者からメールで通知があり、証拠金を追加するかポジション(購入している通貨額)を減らすかのどちらかの選択をすることになります。
 

マージンコールに関するルールはFX業者によって違います
FX業者の中には、細かい設定を自分で決めれる会社もあるようです。
自分の投資戦略にあった比率のFX業者を選ぶと良いでしょう。

 

ロスカット
 高いレバレッジで取引を行っていると、相場の変動で大きな損失が出ることはお話しました。相場の急激な変動から顧客を守る意味で作られたシステムが自動ロスカットです。

 このロスカットには自分の資金損失を小さく押さえてくれると言う良い点もあるのですが、難点もあります。

例えば、この先上がりそうだと予想した通貨がいったん下げて、また上昇したとき。

この下がった段階で証拠金の損失が一定割合を超えていると決済されてしまうのです。
その後稼ぐチャンスがあるのに、ロスカットされ、しかも下げた通貨以外のポジションまで決済されてしまうのですから、悔しい思いをすることになりかねません。

そうならないためにも、簡単にロスカットされないようなレバレッジの割合で取引を行うことが重要です。

初心者であれば、3倍程度に抑えておいたほうが無難でしょう。

  

4.オンライン取引によるリスク

FXのみならず、オンラインでおこなう金融取引にあり得るリスクです。売買中、インタ-ネット障害、通信機器の故障、通信障害などで取引が正常に行えなくなるリスクです。

また、初歩的なミスとして(あるいは慣れた頃にうっかりして)数値を間違えて注文を入力してしまうことが考えられます。ゼロひとつが大変なことになりますからね、気をつけましょうとしか言いようがありません。

 

電子認証に用いられるユ-ザ-ネ-ムやパスワ-ド等の情報が、漏洩した場合、その情報から損失が発生する可能性もないとはいえません。

 

システムトラブル時の対処法、セキュリティー、データ管理などの対処法は、FX取引業者によって様々です。

 

これらが信頼できることが、取引業者自体の信頼性にも通じるのではないかと思いますので、取引前にしっかり確認しておく必要があります。

 

さらに、オンラインでの取引がメインであっても、不測の事態に備えて電話や携帯(モバイル)での取引の方法もきちんと知っておくと安心です。


5.信用リスク
FXをはじめようと思ったら、FX業者にあなたの証拠金を預けなければなりませんので、その業者があなたの資金の管理をちゃんと行える業者であるのかを自分自身の責任において見極めなければなりません。

実際、改正金融先物取引法が整備されるまでは投資家と業者の間でトラブルが多くあったんですから。そしてそのトラブルの大半を占めていたのが、証拠金に関するトラブルであったようですね。

では今はそんなトラブルはないのかというと、そう安心してもいられません。その業者がきちんと信託保全(お客が会社に預けたお金は、FX業者のお金と分別されていること)されていない場合、その会社が倒産したときあなたの証拠金が返金される保証はないのです。

改正金融先物取引法では、投資家保護を目的としたル-ルが厳しく定められています。FX業者の財務の健全性も強く求められています。
 

金融先物取引業者の登録を完了している取引会社であれば、これらの基準を満たしているといえます。HPや業者の資料の中にこの登録番号等が掲載してあるか確認しましょう。

そのような会社であれば、皆さんの大切な資金を預ける基準を満たしていると判断してよいでしょう。

 
 大切なお金を扱うわけですから、冷静でいられないときもあると思いますが、そんなときこそ判断を誤りやすいもの。始める前に自分のルールを決めて、良い結果を出されますように。私もがんばります。皆様を陰ながら応援しております!

以上、FXリスクについてのブログ記事を書いてみました。お読みいただきありがとうございました。