七転び八起き人生

温泉旅行や、音楽大好きな40代。発達障害、いじめ、ブラック企業、適応障害休職、転職、育児など、人生の振り返りブログです。

適応障害の症状。職場で何も手につかない。ピントが合わない。

メールが読めない…。

吐き気や頭痛に耐えながらもなんとか職場へ到着。

自分の席に座ります。

 

電話の音、足音、書類をめくる音、他人のパソコンの操作音、遠くの話し声…。

すべてが気になり、自分の作業ができなくなりました。

 

パソコン画面を見つめながら、ひたすらマウスでクリック、クリック、クリック…。

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隣から「やる気あるんですか?」なんて聞かれながらも、ひたすら画面を見続けました。

 

でも、パソコンの画面に焦点が合わず、文字が全く読めていないんですね。

視力が低下しているわけではないんです。

もしかしたら、うつ病の症状も併発していたのかもしれません。

 

ピアノの楽譜も読めない

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医師から「好きなことをやりなさい、気分転換になるから。」

なんて言われたので、久々に楽譜を引っ張り出して弾こうとしたのですが、

なぜか、楽譜が読めないんです。読み方を忘れたとかじゃなくて、ボーっと眺めたまま固まってしまうんです。自分の中ではパソコンの画面が見えないこと以上に驚き、またショックでした。好きなピアノすら弾けなくなってしまったのですから。

 

もうダメ、ギブアップ。何もかも終わりにしたい!!

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仕事も生活もすべて投げ出したくなりました。思いっきり自暴自棄状態です。

その後、病院で診断書を作成してもらい、会社に提出、とりあえず1か月の病気休職に入りました。

休職なんかしたらこの先どうなるのか、解雇や自主退職させられるのでは?なんて様々な不安が頭をよぎりましたが、明日からしばらく会社に行かなくていい、と決まった時にはもう安堵感しかありませんでした。

 

いま思えば、この時病気休職する決断をして本当に良かったと思っています。

不眠症も併発していましたが、眠れる時間がだんだんと増えていき、回復に向かっていきました。やっぱり健康維持のためには安眠って本当に大事ですね。

 

身にしみて感じました。

 

頭痛とか吐き気とか目まいとか不眠。なにか症状が長く続く人は、内科ではなく、心療内科も併せて専門家の診断を受けてくださいね。

 

心の風邪なんていいますが、風邪はそのうち自然治癒します。でもこの病気は我慢し続けても治るどころか悪化していきますから、早めの対処が必要です。

 

子供のころから、大人になるまで、壁を乗り越えろだとか、挑戦しろ、成長しろなんて教育や指導が当たり前になっていますが、それは企業側の論理。

 

あなたがいなくても会社はつぶれません。

 

時には身を守るため、健康を守るために逃げることも人生戦略のうちです!

胸を張って逃げましょう!

 

 

 

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